アーキテクチャフレームワーク(AF)

ここでは、EAとして日本でも話題となっているアーキテクチャフレームワークについて説明します。

アーキテクチャとは

世界的には、以下のような定義がアーキテクチャの定義として使われています。

  • 目的を最大化するような機能と特性の配置
  • 構成要素の設計や進化を左右するような、構成要素の構造、構成要素間の関係、そして原理や指針


前者は、Jack Ring氏が"Discovering the Architecture of Product X", INCOSE Symposium, 2001において行っている定義であり、これまでのアーキテクチャ設計(JISにおける「方式設計」にあたる」における定義と同じであると考えられるます。
後者は、IEEE STD 610.12における定義であり、前者よりも広い定義を行っています。具体的には、「構成要素の設計を左右するような」「構成要素の構造、構成要素間の関係」という点は前者の定義とほぼ同様ですが、「進化」あるいは「原理や指針」といったものは前者の定義には現れてきません。これらの定義が近年出てきた最新のアーキテクチャフレームワークに対応したアーキテクチャの定義であると言えます。

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