アーキテクチャフレームワーク(AF)

ここでは、EAとして日本でも話題となっているアーキテクチャフレームワークについて説明します。

DoDAF概要

DoDAFとは、DoDの戦闘運用及びビジネス運用・プロセスの両方におけるアーキテクチャ記述の開発、表現及び統合を定義したものです。DoDAFはC4ISRAFv2から発展しました。

DoDAFにおいては、アーキテクチャを3つの視点からみることにより定義するためのフレームワークで、3つの視点からの成果物とそれらの関係の定義しています。

DoDAFでは、それぞれの成果物について、構造化分析表現による成果物と、UML表現による成果物の規定を行っています。特にUML表現による成果物の規定を行っている点がC4ISRAFと異なっている点となっています。しかしながら、DoDAFにおけるUMLの使い方は、UMLの文法に従っていないため、DoDAFの文書に書かれた記述方法は真似しない方がいいです。 DoDAFは、以下の3つの文書から構成されています。

  • VolumeI:定義とガイドライン
  • VolumeII:成果物の記述
  • Deskbook:補助的なガイドライン
基本的な概念はVolumeIにかかれています。個別の成果物の詳細はVolumeIIにかかれています。VolumeIIIには事例を含めた補助的な情報がかかれています。

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